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シンプリストになりたい! 部屋の間取りや収納はどう考えたらいい? 

kurashino

国土交通省の調査(令和2年)によると、コロナの影響で34.9%の人が「感染症拡大後に在宅時間が増加した」と回答しています。(※1)
このように家で過ごす時間が増えると、自宅での暮らしをより心地よくしたいと思うものです。

この記事では「簡素で快適な暮らし」を楽しむ"シンプリスト"についてご紹介します。シンプルな暮らし方で毎日を快適に過ごすヒントを一緒に探っていきましょう。

シンプリストとは

引用)住友林業ホームテック「リフォーム事例

シンプリストの生き方は、すべてにおいて簡素で無駄のない生活をしながら、心地よく暮らすことです。ここでは、ミニマリストとの違いも対比しながら解説します。

1.モノの量は適量で単純化

「シンプリスト」はモノの数に関係なくシンプルライフを心がけているのが特徴です。モノの量は多くも少なくもなく適正量を保っています。好きなモノを厳選し、好きなモノに囲まれたシンプルな暮らしを実現している人たちです。
人が生活をしていくうえで「モノ」は欠かせないものですが、必要以上に溜め込んでいたり不要なモノで部屋が散らかっていたりすると、家で過ごす時間が味気ないものになってしまいます。
シンプリストが大切にしているのは「すべてにおいて簡素・単純・明快な暮らし」で無駄がありません。モノに振り回されず、お気に入りだけを楽しみながら毎日の暮らしを楽しんでいます。

2.ミニマリストとの違い

シンプリストとよく対比されるのがミニマリストです。ミニマリストは「最低限のモノだけでいかに幸せに暮らしていくか」をテーマにしています。対して「モノの量は関係なくいかにシンプルで幸せな暮らしをしていくか」を考えるのがシンプリストです。

ミニマリストの特徴は「モノの数にこだわる」ことで、最小限のモノで暮らすことを信条としています。テレビや本棚、収納棚などを置かない人も多く、机と椅子は折り畳みタイプを選ぶなど徹底している人も少なくありません。
ひとり暮らし、夫婦二人での暮らしの場合、モノの数を減らしやすいものです。しかし、家族が多いご家庭ではモノを減らすといっても限度があるでしょう。その点、シンプリストは収納テクニックや色味の統一などでスッキリ見せるため、比較的どのご家庭でも取り組みやすい暮らし方といえます。

オシャレなシンプリストの部屋にする方法

引用)住友林業ホームテック「リフォーム事例

ここでは、シンプリストの部屋を実現するインテリアや収納のポイントについて紹介します。

1.インテリアのカラーを統一する

まずはインテリアのカラーを統一することです。白を中心にコーディネートするとオシャレ感がアップします。色味が多いと雑然とした印象になるため、アクセントカラーも入れて最大3色までを使用するようにしましょう。
「白×黒」のモノトーン調でまとめるとカッコよく都会的なイメージになり高級感が出てきます。スタイリッシュな空間に仕上げたい場合は、上記の写真のようにブラックをアクセントカラーにするのもおすすめです。近年では薄いグレーを基調にしたインテリアも、落ち着いた印象を与えるとして注目されています。なお、カーテンやシーツなど面積が大きいものは、柄物やカラフルなものは避けた方が無難です。使用する場合は1カ所、多くても2カ所程度にしましょう。柄物を使用する場合は色味の少ないものがおすすめです。落ち着いた雰囲気のスッキリとした部屋にまとめられます。

2.家具はシンプルなデザインにする

部屋に置く家具はデザインがすっきりとしたシンプルなタイプを選びます。スウェーデンなど北欧にある寒さが厳しい地域では、長い冬を室内で快適に過ごすためにシンプルで飽きのこない長く愛用できる家具が重宝されています。デザイナーズ家具など品質が良くスタイリッシュなフォルムのソファやテーブルは、置いているだけでハイセンスな雰囲気に仕上がるのでおすすめです。なお、木製の家具を購入するときには、色や材質などを同じトーンで揃えると部屋の雰囲気がまとまりやすくなります。たとえば、ナチュラルな風合いのパイン材のダイニングテーブルを購入したなら、リビングに置くセンターテーブルも同系色のパイン材を選ぶとインテリアが統一されます。

3.見える場所に不要なモノを置かない

シンプルな部屋にする鉄則は、「見える場所に不要なモノを置かない」ことです。間違ってもテーブルの上にごちゃごちゃモノを置かないようにしましょう。当然、床置きもしません。モノが多いと見た目が雑然とした印象になってしまうので、できるだけ収納するようにします。
モノが出ているほうがサッと使いやすいといえますが、あまりにも出しっぱなしになっていると、何がどこにあるのか分かりにくいものです。使用頻度の高いモノだけを置くようにし、あまり使わないものはしまっておきましょう。カテゴリー別に家族で収納場所を共有しておけば、誰もが使いやすいので便利です。なお、見せる収納と隠す収納は分けるようにします。生活感があふれるグッズや日用品などは隠して収納すると目立ちません。オシャレな雑貨や食器などは「見せる収納」として飾ると素敵です。

4.観葉植物をプラスしてアクセント

シンプリストの部屋はモノが少ないのが一般的です。スッキリしているのに越したことはありませんが、あまりにもモノがないと部屋の中が殺風景になってしまいます。そんな場合にぴったりなのが観葉植物です。
観葉植物を部屋にプラスすると自然のパワーが感じられるだけでなく、アクセントカラーにもなります。観葉植物はインテリアを問わずにマッチする万能アイテムなので、無機質な印象の部屋になってしまいそうなときにおすすめです。

5.収納ケースは同じものでそろえる

シンプリストの部屋にするには統一感は外せません。そのため、収納ケースは中身が見えにくい同じタイプを選びましょう。色や材質をそろえるとスッキリ感があります。同じメーカーのものでそろえたら、なおさら統一感が出ます。おすすめは、白のポリプロピレン収納です。半透明タイプなら中身が適度に見えやすく便利です。肌合いがなめらかなラタン材の収納もオシャレ感があり、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。重ねて使える仕様や、フタや持ち手が付いているなど、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

シンプリストを続けるコツ

せっかくシンプルで素敵な部屋になったのなら、その状態をできるだけ長く保ちたいものです。ここでは、シンプリストを続けられるコツについて解説します。

1.好きなモノだけを持つ

シンプリストは食器や洋服、雑貨などは気に入ったものだけを持ち、大切にするというのが特徴です。普段使いのティーカップや洋服も好きなものだけを使って、自分が幸せに感じられる、ゆとりのある贅沢な暮らしを実現しています。したがって、「安いから買う」「もったいないから捨てられない」という基準で考えないようにしましょう。

2.インテリアや洋服は統一感を持たせる

先述のとおり、シンプリストの生活に「統一感」は欠かせません。たとえば全体的なインテリアのテイストが北欧スタイルなのに、アジアン風の家具や雑貨を置いてしまうと、ちぐはぐな印象を与えます。ですから、インテリアや洋服は同じテイストのものを選ぶようにしましょう。
ジャケットやボトムスなど、ベースとなる洋服は基本的にモノトーンでそろえると着回しがきくため、たくさんの洋服を必要としません。一般的にコーディネートは3色までに抑えるとオシャレな印象になります。アクセントカラーを取り入れるならトップスから選ぶとよいでしょう。

3.モノの量をコントロールする

シンプリストはモノの数にこだわりませんが、モノの量はコントロールしています。具体的には欲しいモノをひとつ買ったら、同じジャンルのモノをひとつ処分するという方法です。モノを無理に捨てることはありませんが「いまの自分に不要なモノ」は、もったいないからといって溜め込みません。しばらく使わなかったモノ、心がときめかないモノは処分して好きなモノだけを身の回りに置くようにします。
洋服に限らず日用品や食料品も定位置と適正量を決めて、そこに入る量だけ購入するのもよい方法です。空きが出たら購入するようにするとモノがあふれることはありません。

まとめ

雑誌やテレビ、インターネットなどで、シンプリストのライフスタイルが紹介されており、憧れている方も多いでしょう。実のところ、ちょっとしたコツやポイントを押さえるだけでシンプルな部屋は実現できます。
人にとって住まいは、生きるために必要なパワーを与えてくれる大切な場所です。シンプリストの快適な暮らし方を取り入れ、日々の生活を活気と潤いで満たすこともこれからの暮らしに必要なことかもしれません。

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