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全国調査で住まいの不安や困りごとがある方は69.3%!

kurashino

日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分の住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、全国の30~60代の世帯主の男女を対象に、住友林業ホームテックの支店がある、全国38都道府県にお住いの4,149名の方にアンケート調査を実施して、住まいに関する不安についてまとめました。※1

1.住まいに関する将来の不安や困りごと

住まいに関する将来の不満や困りごとがある方は全国平均で69.3%となりました。

全体の約7割の方が、何かしらの我慢をしながら暮らしていることがわかりました。
では、地域による特徴はあるのでしょうか?地方別の割合を比べてみました。

住まいの不安や困りごとが多い地方ランキング

各地方の住まいに関する不安や困りごとを見てみると、必ずしも北海道や九州などの最北端や最南端エリアで不満が多いわけではありません。

<不安や困りごとが多い地方ランキング>
1位:北陸地方
2位:関西地方
3位:中国地方
4位:九州地方
5位:四国地方
6位:北海道・東北地方
7位:甲信越地方
8位:関東地方

次は、都道府県別に見ていきましょう。

不安や困りごと多い都道府県ランキング

各都道府県のランキングは以下のようになりました。

不安や困りごとが一番多かったのが兵庫県、次いで和歌山県、長野県、岐阜県となり、反対に不安や困りごとが一番少なかったのが山梨県、次いで神奈川県、東京都、福島県となりました。

傾向としては、不安や困りごとが多いのは、甲信越、東海、関西地方の都道府県が多く含まれ、不安や困りごとが少ないのは関東地方が多く含まれていました。

一定の地域性はあるものの、すべての都道府県で当てはまったわけではありません。住まいというのは、気温湿度などの外部環境だけでなく、築年数や素材、住まいの大きさや家族構成も影響してくるため、複合的な要素に左右されるためです。

今度は、具体的な不安や困りごとを見ていきましょう。

2.具体的な不安や困りごとランキング

具体的な不安や困りごとを調べましたが、戸建てとマンション・アパートにお住いの方では、結果が大きく違いましたので、それぞれ紹介します。

「戸建て」に住んでいる方の不安や困りごと

戸建ての上位5位を見ると、「断熱性がない」「玄関の段差」「敷地内(外部)の段差」「浴室や浴槽が使いにくい」「換気や通気が悪い」という順になりました。「玄関の段差」「敷地内(外部)の段差」が上位に入っているのはバリアフリー住宅の普及が関係していると考えられます。

段差のないバリアフリー住宅が広く知れ渡ったのは、1996年に住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)が、段差なしなどに工夫された高齢者対応構造工事(バリアフリー)で建てられる家に対して融資をする制度をスタートさせた頃からですが、実際にバリアフリー住宅の建築が一般的になったのは2000年代に入ってからとなるため、存在する住宅を考えると、現在でも、バリアフリー化された住宅は割合的に多いとは言えない状況です。

そうした背景から、「玄関の段差」「敷地内(外部)の段差」に関する不安や困りごとが多くなったのではないでしょうか。「浴室や浴槽が使いにくい」という回答が上位に入っているのも段差が関係しているかもしれません。

「マンション・アパート」に住んでいる方の不安や困りごと

マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとは、戸建てとは違った結果となりました。
上位5位を見ると、「部屋が狭い」「リビング・キッチンが狭い」「浴室や浴槽が使いにくい」「部屋数が少ない」「換気や通気が悪い」という順になりました。室内の狭さが不安や困りごとにつながっている傾向があることや「断熱性がない」という回答が上位に入っていないことが特徴となっています。

「断熱性がない」という回答が上位に入っていないのは、戸建てと比べた場合、アパートマンションは気密性が高いため、断熱性に関する不安や困りごとが少ないと想像できます。一方で、マンションやアパートでは、どうしても部屋数や部屋の広さが限られてしまうため、「部屋数が少ない」「部屋が狭い」という不安や困りごとが多くなったと考えられます。

3.不満を解消したリフォーム・リノベーション事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消する1つの方法です。

バリアフリーを考えたリフォーム・リノベーション事例

バリアフリー化に対応できていない不安や困りごとを解消して住みやすく変えたケースとして、兵庫県のリフォーム・リノベーション事例を紹介します。

【兵庫県 Y邸】

築年数42年の戸建て住宅の水まわり(洗面)、居間(リビング・ダイニング)、外回り(外壁)をリフォームした事例です。リフォームで暮らしやすい住まいに変えることができます。

間取りを改善したリフォーム・リノベーション事例

間取りの不安や困りごとを解消して住みやすく変えたケースとして、長野県のリフォーム・リノベーション事例を紹介します。

【長野県 W邸】

築年数52年の戸建て住宅の居間(リビング・ダイニング、洋室(寝室・子供部屋など))をリフォームした事例です。築年数が古くても心地よい住まいに変えることができます。

浴室・浴槽を改善したリフォーム・リノベーション事例

浴室・浴槽の不安や困りごとを解消して住みやすく変えたケースとして、熊本県のリフォーム・リノベーション事例を紹介します。

【熊本県 K邸】

築年数30年の戸建て住宅の水回り(キッチン、浴室・バス、トイレ)居間(リビング・ダイニング)をリフォームした事例です。前面リフォームの中で、浴室・浴槽も改善することができます。

4.住まいの不安や困りごとをリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

例えば、住宅の断熱性に不満があるならば、高気密高断熱住宅の水準までリフォームを施さなくても、北側の部屋や廊下、洗面所などの床下に断熱材を敷き詰めるだけでも、冷えにくくなり、室内の暖房効果が上がります。

5.まとめ

今回は、住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム・リノベーション事例を紹介しました。

現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。

※1:38都道府県の内訳と各有効回答数一覧

北海道・東北|北海道:105,宮城県:107,山形県:106,福島県:105

関東|東京都:105,神奈川県:102,千葉県:106,埼玉県:111,群馬県:108,栃木県:106,茨城県:106

甲信越|山梨県:90,長野県:108,新潟県:106

北陸|石川県:88,福井県:88,富山県:105

東海|愛知県:101,静岡県:105,三重県:105,岐阜県:108

関西|大阪府:104,京都府:103,滋賀県:104,和歌山県:98,奈良県:107,兵庫県:109

中国|広島県:107,岡山県:98,山口県:99

四国|愛媛県:104,高知県:90,香川県:105,徳島県:105

九州|福岡県:108,大分県:94,熊本県:103,鹿児島県:106

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