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お掃除上手になる方法は?お掃除思考学

kurashino

好きこそものの上手なれ。
そんなことわざがあるように、家事のなかでも好き嫌いや得手不得手があるものです。「家事が苦手」という方は、ひとまず「やらなければいけない」という考え方から「やりたいからやる」にする方法を試してみてはどうでしょうか。「お掃除が楽しい」=「やりたい」となれば、これほど楽なことはありません。どうしたら、そうなれるのでしょうか。
今回は、家事の中でもお掃除が特に苦手という方のために、苦手意識を克服する方法をお伝えします。

お掃除の時こそ、住まいのちょっとしたことに気付く

まず、お家のお掃除を一通りしてみて、「お掃除のここがつらい」というポイントを書き出しましょう。面倒ですが、書き出すことが大切です。

お掃除のつらいポイント

物が多すぎて片付かない
家具の配置が複雑でお掃除しづらい
面倒くさい
時間がかかる
家族がすぐに散らかしてしまう

苦手意識を持っている人なら、きっとたくさんのマイナス要素が出てくるはずです。
さて、たくさん書いたお掃除のマイナスポイントの横に、プラスに変える方法を書いてみましょう。

つらいポイントの隣に解決方法を書く

物が多すぎて片付かない 物を減らせば片付く
家具の配置が複雑でお掃除しづらい 家具の配置をシンプルにすればお掃除しやすい
面倒くさい (これはどうしたら良いかわからないというときは、空白のまま)
時間がかかる 10分掃除を小分けにして一週間単位で掃除を終わらせる
家族がすぐに散らかしてしまう (空白)

書き出すことが大切な理由は、できることとできないことを仕分けし、より実現に近づけるためのプロセスを見出しやすくなるためです。漠然と「あそこが嫌」「ここがつらい」という思いを胸の中に溜めていても、実際に克服する方法を見出しづらいものなのです。できることは、すぐに取り掛かりましょう。慌てず、少しずつ解決することも、長続きの秘訣。苦手なところを一つずつ潰していけば、徐々にお掃除上手に近づけます。最後はマイナスなポイント0になることを目指して始めましょう。

どうすれば、より快適にお掃除できるか考えてみる

マイナスポイントをプラスに変える方法がなかなかみつからないこともあります。たとえば、「面倒くさい」といった心理的理由の場合はどうすれば良いでしょうか。
「やらなければならない」と思うから面倒になります。それなら、やらない方法を考えてみましょう。家事代行サービスを利用したり、お掃除ロボットや食洗機などの便利な家電を導入することを検討すれば良いのです。苦手なことはしないと割り切ってしまうのもアリ。
ただし、家事代行サービスや家電だけではお掃除は完了しません。毎日のことですから、自分の力でやらねばならないところは必ずあるのです。ですから、そこだけ頑張れば良いということにしてみましょう。

解決方法が徐々に見えてきます!

物が多すぎて片付かない 物を減らせば片付く
家具の配置が複雑でお掃除しづらい 家具の配置をシンプルにすればお掃除しやすい
面倒くさい 2週間に一度、ハウスクリーニングを依頼する
時間がかかる 10分掃除を小分けにして一週間単位で掃除を終わらせる
家族がすぐに散らかしてしまう 捨ててしまう……?

頑張るところを減らす、自分に完璧は求めず、適度にやることも大切です。負担が減った分、気楽にお掃除に取りかかれるはずです。
工夫次第でお掃除する場所を減らすこともできます。たとえば、ホコリやゴミが溜まりやすいラグは使わない。足つきのソファの下を手入れするのが大変なら、足を取ってローソファとして使うなど。
また家族が物を出しっ放しにしてしまうなら、思い切って物を捨ててしまいましょう。片付けなければ撤去されてしまうとわかれば、家族は自分の物をしまう習慣が身につくはずです。
このように、実際に物や作業量を減らしていくことによって、「やらなければいけない」「もったいない」という気持ちから解放されることも、お掃除上手への近道です。

家族が部屋を散らかしてしまう理由

「掃除しても家族が散らかしてしまう」
ファミリー世帯の場合、この悩みを抱える方はとても多いですね。その原因について考えてみることにしましょう。
そもそも、お部屋の快適度は主観であり、人によって差異があります。お掃除を役割分担したり、お片づけをお願いしても、なかなかうまくいかない原因のほとんどが、物が多すぎること、そして「綺麗かどうか」という感覚に差異があることです。
物は整理や処分が可能ですが、感じ方が違う人に不快感を共有するのは難しいことです。家の快適度は、同じ屋根の下に暮らしていても違います。お家全体を俯瞰してタスク(課された仕事)として捉えているのは、お掃除を担当している方だけという可能性があるのです。

家族の物が散乱→自分の仕事が増える→片付かない! と感じるお掃除担当の方。
かたや、「物が出ていて何が悪いの?」という他の家族の意見もありえます。

このことをふまえて、どうしたら良いのかを考えてみましょう。
これは、各ご家庭によって違いがあるため、一概にコレという答えをお伝えするのが難しいですが、お片付けをお願いすることをやめる方法をご紹介します。
「散らかさないで」「片付けて」とお願いをしても解決しづらい理由は上記の通り。だとしたら、彼らの物があるべき場所をこちらから決めてしまえば良いのです。たとえば、学校から帰った子どもが、バッグをリビングに置きっ放し。これを片付けてもらうために、「あなたのバッグを掛けられるホルダーを作ってみたの。気に入ってくれたら嬉しいよ」などの優しい言葉を添えて、ご家族専用の素敵な収納をプレゼントするのはいかがでしょうか。心のこもったプレゼントなら、喜んで使いこなしてくれると思いますよ。

問題意識が整理できました!

物が多すぎて片付かない 物を減らせば片付く
家具の配置が複雑でお掃除しづらい 家具の配置をシンプルにすればお掃除しやすい
面倒くさい 2週間に一度、ハウスクリーニングを依頼する
時間がかかる 10分掃除を小分けにして一週間単位で掃除を終わらせる
家族がすぐに散らかしてしまう 捨ててしまう……?
収納をプレゼント!

家族の年齢とともに住まいも変化が必要

「独立した子どもの物が捨てられない」
多くの終活HOW TO本が出版されていますし、こういったお悩みを抱える方はとても多いでしょう。大切なお子さんとの思い出の品であったり、お正月に帰省する家族のために、そのままにしておきたいというお気持ちも理解できます。しかし、高齢になるにつれ、物の整理は体力的に難しくなることを考える必要がありそうです。
新しいことを始めるためには、強い動機付けがあるとうまくいきます。そこで、ご家族にシニアがいらっしゃる場合の断捨離には、どんなメリットがあるか書き出してみましょう。

メリットを書き出せば、やる気も起きます!

体力面 加齢によって物の処分が難しくなる前に対策する
時間面 やりたいことを整理して、残りの時間を楽しめる
家庭面 巣立った家族が滞在しやすい

体力面のメリット

物の整理には体力が必要ですから、体が動くうちに着手することが一番です。「もったいない」という気持ちは捨てましょう。もし、万が一の事態になったとき、残されたご家族が遺品を整理することになります。これは体力的にも、精神的にもつらいものです。「家族のために取っておく」という温かい気持ちが、後々遺族に大きな負荷がかかってしまうこともあるのです。

限りある時間を楽しむメリット

人生には限りがあります。残された時間を有意義に使うためにも断捨離が役立ちます。たとえば、これから極めたい趣味やお稽古事に邁進するために、そのほかの物をできるだけ少なくしておくことによって、集中力が高まります。昔の趣味で、体力的にできなくなってしまった物は処分対象です。価値の高いコレクションがある場合は、オークションサイトやフリマサイトを活用して、次の愛好家へバトンタッチすると、思わぬ臨時収入にもなります。

親族が滞在しやすくなるメリット

物を減らすことができたら、独立したご家族の帰省時に滞在するお部屋を用意するのも良いでしょう。昔と変わらない実家の物に囲まれて過ごすことも楽しいとは思いますが、ご実家の整理がされ、過ごしやすく変化していくことは、誰にとっても嬉しいものです。整理中に見つけた思い出の品をいくつかお部屋に飾っておけば、昔話に花を咲かせることもできるでしょう。

お掃除の苦手意識は、発想の転換で克服しましょう

お掃除が苦手と思ってしまう方は、その原因を自己解明することが先決です。簡単に解決できることと、そうではないことがまぜこぜになっている場合がありますから、問題点を書き出して、一歩ずつ解決していきましょう。
スポーツや文化のお稽古なども同じことですが、自分にとっての適合性と、効率的な練習方法を考えることは家事であっても必要なことです。道具に問題があるなら買い替えを。お部屋の劣化ならリフォームを。時間の問題ならアウトソーシングを。家族の問題には対話を。それぞれに効果的なアプローチを考えてみると、解決の糸口がきっと見つかるはずです。

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