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和室をより気持ちよい空間に。自然派洗剤を使った畳のお手入れ方法

kurashino

和室のお掃除は、どのくらいの頻度で行っていますか? 使用頻度の少ない場合は、あまりお手入れをしないという方もいるのではないでしょうか。和室は、普段使っていなくても、気候によってカビなどが発生しやすい場所のひとつです。

今回は、和室の中でも大きな面積を占める畳について、お手入れや普段の掃除の仕方などをご紹介します。和室ならではの凛とした空間を、正しいお掃除方法でより気持ちの良い場所にしましょう。

畳のお手入れに適した日や干し方は?

自然素材である、い草でできた畳は、空気中のほこりを吸収付着したり、湿気を調節したりする機能を持っています。ただし、湿度の高い状態が続くと過剰に水分を吸収し、カビの発生につながります。カビやダニの発生を防ぐためにも、春と秋の年2回、よく晴れた日に畳干しをしてみましょう。畳を持ち上げること自体、ハードルが高く感じられるかもしれませんが、道具を使えばひとりでもできる作業です。畳を外す専用の道具に「手かぎ」というものがありますが、家にあるマイナスドライバーでも畳を外すことができます。
マイナスドライバーを使う際は、以下の手順です。

ドライバーを使って畳を外す手順

  1. 畳の縁の部分にドライバーをしっかりと差し込み、斜めに畳を持ち上げ畳を外します。
  2. 畳を外したら、戻し間違いがないように、簡単なレイアウトと向きがわかるように番号をふった紙を用意し、畳にも印をつけておきましょう。
  3. 外した畳は、ほこりを落としてから、4~5時間ほど畳床(表側ではなく、土台になっている藁床や木材チップの部分)を日光にあてるように干します。この時、畳表が直接日光に当たらないように気をつけてください。

なお、畳を干すスペースがない場合は、畳を持ち上げ、床と畳の間に隙間ができるようなかたちで四隅に厚めの本などを挟むだけでも、換気には効果的です。

畳についてしまったカビをとる方法

和室に家具などを置いている場合、家具の下や背面の見えない部分に、カビが生えてしまうことがあります。その場合にカビをとる方法をご紹介します。

畳についてしまったカビをとる手順

まずは掃除機で吸い取ってみましょう。

  1. カビを見つけたら、まずはその畳をよく乾かします。
    ※畳が乾燥しないうちに対処をすると、カビが落ちにくく、シミとなってしまう場合があります。
    乾燥をさせるには窓を開けて風を通しましょう。室内にエアコンがある場合は、ドライ機能を使うこともできます。
  2. 十分乾燥できたら、畳の目にそって掃除機の弱で、ゆっくりとカビを吸い上げます。カビを直接吸い取りたくない場合は、掃除機の吸引部にガーゼなどを当てて吸い取るようにします。

それでもカビが落ちない場合は、酢を使ってカビを落としてみましょう。

  1. 酢を水で20倍に薄めたものにぞうきんを染み込ませ、固く絞ります。
  2. 畳の目に沿ってこするように水拭きをし、カビが落ちたら乾拭きを行います。酢にはカビを予防し、汚れから畳を守る効果も期待できるため、月に1回程度、お掃除として取り入れてもいいでしょう。

黒カビは、酸素系漂白剤、重曹が効果的

  1. 酸素系漂白剤、重曹、ぬるま湯を同量で混ぜ合わせてペースト状にします。
  2. 綿棒などを使い、黒カビに直接のせ、5分ほど放置し、水拭きと乾拭きで拭き取ります。

この方法の注意点は、漂白剤を使うため変色や傷みが発生するということ。カビの程度に合わせて、どの方法で落とすかを決めるようにしましょう。

畳にこぼした飲みものやクレヨンなどの落とし方

リビング横などの和室なら、子どもが遊んだり、昼寝をしたりする場所として使っているご家庭は多いのではないでしょうか。畳には天然素材ならではの肌触りの良さがあり、ついリラックスしてしまいますが、うっかりジュースをこぼしてしまったり、お絵かきに夢中のあまり、クレヨンを畳につけてしまったりという経験はありませんか?

飲み物をこぼしてしまった場合

  1. 畳は水気に弱いので、ティッシュなどですばやく水気を吸収しましょう。
  2. 畳の上に直接塩をまき、塩が湿ってきたら、使い古しの歯ブラシなどを畳の目に沿って当て、軽くこすり、最後は優しく掃除機をかけます。水気を広げずにそっと吸い上げるイメージです。

クレヨンなどの油性の汚れには、重曹が効果的

  1. 水と重曹を1:2の割合で混ぜペースト状にします。
  2. 使い古しの歯ブラシに1.でつくったペーストを付け、クレヨンをこすり落とします。
  3. 汚れが浮いてきたら、乾いたぞうきんで拭きます。
  4. 水を固く絞ったぞうきんで重曹ペーストをふき取るように仕上げます。
【Point】
畳の目に沿って優しく歯ブラシをあてること。強くこすると変色や畳表を傷める原因となります。どのような汚れを落とす場合も、水気を残さないよう、しっかりと乾拭きをすることが大切です。

畳を長持ちさせるために普段から心がけたいこと

畳に使われている、い草は調湿作用がありますが、湿気の多い日が続くと、カビが発生することがあります。カビを防ぐために、天気の良い日の日中はできるだけ換気を行いましょう。冬に加湿器などを使用する場合も、湿度が60%以下になるよう調湿してください。
そのため、以下の点などに注意しましょう。

  • 畳が濡れるリスクのある水槽や観葉植物は置かない。
  • 冬場は結露防止のために窓にシートを貼るなど、できるだけ空間に水を持ち込まない。

長持ちさせたいという場合には、ほうきを使った掃除がおすすめ

畳を清潔に保ちながらできるだけ長持ちさせたいという場合には、ほうきを使ったお掃除がおすすめです。

ほうきを使ったお掃除方法のポイント

  1. ほうきは畳を傷つけない穂先の柔らかな座敷ほうきを選びます。
  2. 茶殻を乾燥させたものを畳の上に撒いてから茶殻を集めるように掃くと、茶殻にほこりが吸着し、よりきれいに掃除することできます。
  3. 掃除を終えたほうきは、穂先を下にして吊しましょう。ほうきの穂先が折れたり、くせがついたりしないようにしましょう。
  4. 最後に固く絞ったぞうきんで重曹ペーストをふき取るようにして仕上げます。

なお、掃除機でお掃除する場合は以下の点に注意して行いましょう。

掃除機を使ったお掃除方法のポイント

  1. 畳の目に斜め、垂直に掃除機を当てるのではなく、畳の目に沿ってゆっくりと優しくかけます。
  2. 縁に掃除機を当てると摩擦で擦り切れ、畳表よりも縁が先に消耗してしまうことがありますので、縁には掃除機をかけないように気をつけましょう。
  3. 掃除ロボットは、畳の目や縁など関係なく縦横無尽に走行するため、使用は控えましょう。
【Point】
畳を長持ちさせるためには、普段からカビないように気を付けたり、畳に合った掃除方法を実践することが大切です。

畳の正しい手入れ方法とこだわりの道具を生活に取り入れて、ていねいな暮らしが垣間みえる素敵な和室を演出してみてはいかがでしょうか。

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