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時短家電"三種の神器"とは 共働き夫婦へのオススメ家電を詳しく解説

kurashino

政府主導の「働き方改革」などもあり多様なワークスタイルが選べるいま、夫婦共働きは特別なものではなくなりました。
最新の「厚生労働白書」(※1)によれば、日本の共働き世帯数は1,245万にのぼります。一方、いわゆる夫が働き、妻が専業主婦の世帯は582万世帯ですから、おおよそ3世帯のうち2世帯が共働きということになります。

さて、共働き世帯の悩みのひとつに家事の負担が挙げられるでしょう。最近は時短家電が注目され、「家事を効率的にしたい」という期待に応えている一方で、「わが家にはぜいたく品かも」と導入に二の足を踏んでいる家庭もあるようです。

この記事では、忙しい夫婦の心強い味方となる「時短家事」をテーマに話を進めてまいります。

時短家電で減らせる妻の家事時間

わが家に時短家電があったとしたら、どれくらいの家事時間が節約できるのでしょう。たとえば、共働きの妻による1日の平均家事時間は「フルタイム」が187分、「パート」「自営」の場合は261分にものぼります。

国立社会保障・人口問題研究所「第6回全国家庭動向調査(2019年9月13日公表)|図 4-4 妻の従業上の地位別にみた平日における妻の 1 日の家事時間の分布と平均」を基に作図

すべての家事時間をなくすことはできませんが、一部分だけでも軽減できればありがたいですよね。というのも、妻はフルタイムで働く場合であっても、約6割が80%以上を担っており、大きな負担を抱えていることがわかるからです。夫や家族の協力にも限界があるため、家事の負担を減らすためには他の取り組みを検討したほうが良いかもしれません。

国立社会保障・人口問題研究所「第6回全国家庭動向調査(2019年9月13日公表)|図 4-8 妻の従業上の地位別にみた妻の家事分担割合の分布(第 6 回調査)」を基に作図

夫婦のトラブルは時短家電で解決?

家事を介してみる夫婦関係は、少々良好とはいえない状況があるようです。ここでは、パナソニックが2017年以降、毎年発表されている「ライフスタイル調査」を少しひも解いてみましょう。

まず、2018年の調査では、「共働きの夫」の約6割が「共働きの妻」は家事で疲れて見えている一方で、「共働きの妻」の約2割も「共働きの夫」の家事疲れを感じ取っているという結果が出ています(※2)。
コロナ渦のいまは、在宅時間が増えたこともあって家の中のことがよけいに目に付くでしょうから、この数値はもう少し上昇しているかもしれませんね。

このように共働き夫婦は互いに気遣いしているようですが、それでも家事分担によるトラブルは発生しているようです。最新の調査(2020年版)によると、「家事分担について、ケンカになったことがありますか?」という問いに対し、夫の45.0%、妻の44.8%がイエスと答えています。(※3)。

これらの事情も踏まえつつ、「家事を家電に任せて負担を減らしたい/時間を削減したい」と考える妻は、約9割(※4)にも上っており、自分や夫に代わる"第3の手"に家事を任せることで、効率的な家事を実現したいと考える人の多いことがうかがえます。

時短家電は機能性に優れているぶん、高価です。しかし、家事効率を向上させることで夫婦お互いのストレスが軽減でき、家事にかけていた時間を家族団らんの時間や趣味の時間に充てられるようになるのなら、決して高い買い物ではないのかもしれません。

ニーズ重視の時短家電が売れている

実際、時短家電の需要はどうなのでしょう。
日本電機工業会が取りまとめている統計データ「家庭用電気機器 出荷・在庫」(※5)によると、2020年度(2020年4月~2021年3月)の家庭用電気機器の国内出荷状況は、前年比101.7%(金額ベース)で推移しています。
このデータからは家電ごとの内訳も見られるのですが、「時短家電」の枠からそれぞれ考察してみると、「食器洗い乾燥機」は前年比102.8%、「電気洗濯機」は同108.7%、「電気掃除機」は同117.1%と、軒並み高くなっています。台数ベースでも前年度比を上回っていますから、最新の家電を利用する=家事の時短を目指す、というニーズは高まっているといってよいでしょう。

購入したいトップは「ロボット掃除機」「食器洗い乾燥機」

家事負担軽減のために購入したくなった家電のベスト5は、夫婦それぞれ下記となっています。高価なものが多い時短家電ですが、少しでも家事の重荷を減らしてくれるツールはもはや必須なのかもしれません。

購入したくなった家電

1位

食洗機

ロボット掃除機

2位

ロボット掃除機

食洗器

3位

除菌・消毒できる家電

除菌・消毒できる家電

4位

洗濯乾燥機

洗濯乾燥機

5位

食器乾燥機(乾燥のみ)

布団乾燥機

パナソニック「2020年【家事に関するライフスタイル調査・第4弾】」の情報を基に作成

共働き家庭の「新・三種の神器」

共働き家庭にとっての「新・三種の神器」は、洗濯乾燥機、食洗機、ロボット掃除機という人もいるようですが、この結果は前述のアンケート結果にも現れています。

洗濯乾燥機で人気が高いのは、洗濯から乾燥まで一気通貫できる「ドラム式」です。セミダブルのシーツやベッドパットなど大型の洗濯物がすっきり洗えたり、タオルがふんわり仕上がったりと、感動すらおぼえるという方もいます。

また、食洗機に関しては、「使いたくても場所がない」「工事も難しそう」など、導入に悩む方もいるようですが、最近はシンク横の狭いスペースに設置できるコンパクトタイプも出ています。適当なフラットスペースがない場合は、置台やワゴンを活用してみましょう。食洗機の上にスペースがあるか、ドアを開けたとき蛇口に当たらないかなどがクリアできていれば大丈夫です。朝食の食器を食洗機に入れたまま出勤し、夕食で使った食器も追加で入れてまとめ洗い、という使い方もできて便利です。

ロボット掃除機は、自動走行して畳やフローリング、カーペットなどをきれいにしてくれます。複数の部屋や広い部屋を自らに代わって掃除してくれますから、その時間を他の時間に使うことができます。スマートフォンを連動できるタイプもあり、どの部屋をいつ掃除するのかスケジュール管理をしたり、掃除した箇所を確かめられたりできます。

共働き家庭に起こりがちの家事を発端とした夫婦のトラブルを避けるために、効率の良い時短家電との家事シェアは、十分に魅力のある選択肢と言えるでしょう。

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