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子育て一段落、50代の夫婦に「デート」をオススメする理由

kurashino

子育て中は、何かと子ども中心の生活となり、会話の内容も子どものことが多くなりがちです。また、50代になると、自分たちの健康もそうですが、親の健康や生活についても気を遣うことが増えてくるでしょう。

時々は夫婦で家から出て、普段と違う会話や体験をすることでリフレッシュしたいものです。

生活のパターン化が不満の原因にも

夫婦間のコミュニケーションで最も重要視される「会話」ですが、その内容も大事です。
江崎グリコ株式会社が2019年に行った「夫婦の会話量に関する調査」では、「普段の夫婦の話題」と「夫婦で話したい話題」「話したいけれど話せていない話題」は大きく違っています。

 

普段の夫婦の話題

夫婦で話したい話題

1位

自身の子どもの近況

48.0

休暇・旅行の話

52.9

2位

ニュース・流行の話

45.0

夫婦2人の将来の話

52.3

3位

健康・病気の話

40.9

自身の子どもの近況

50.3

4位

お金の話

40.7

ニュース・流行の話

49.7

5位

テレビやエンタメの話

39.6

お金の話

49.3

江崎グリコ「11月22日は『いい夫婦の日』 -夫婦の会話量調査- (2019年) 」の情報を基に作表

夫婦で話したいけれど話せていない話題

 

普段から話す

夫婦で話したい

差分

夫婦2人の将来の話

34.2

52.3

18.1

休暇・旅行の話

39.4

52.9

13.5

趣味の話

30.7

43.3

12.6

自身の近況

36.1

47.4

11.3

休暇についての話

34.0

45.1

11.1

江崎グリコ「11月22日は『いい夫婦の日』 -夫婦の会話量調査- (2019年) 」の情報を基に作表

日常の会話はどうしても子どもや健康、お金、ニュースといった日々の生活に関する内容になってしまいますが、心の内では、もっと「自分たちのこと」を話し合いたい、と多くの夫婦が望んでいるのです。

なんとなく普段の会話が「無難なもの」「パターン化されたもの」になっていくと、ネガティブな内容を含みがちで、かつ変化のないつまらないものになっていきます。
話題が常に家族や他人、世の中といった夫婦の外にあるものばかりになってしまい、逆にお互いのことや気持ちを表現したり理解したりできなくなっている、ということはないでしょうか。

そこで、家を離れた非日常の場所に夫婦で出かけることが夫婦円満のカギになるのです。

夫婦でデートをする頻度

日本生活協同組合連合会の調査では、夫婦のデートに関する調査結果もあります。
2人きりのデートは、どのくらいの夫婦が生活に取り入れているのかは、年代によっても違うようです。

日本生協連調べ「夫婦の"たすけあい"に関する調査 (2017年)|夫婦二人きりでデートをする頻度(単一回答)」を基に作図

全世代で「ほとんどない」という回答が最も多く、しかも全体で6割を超えるというのは少し物足りない結果に感じます。しかし、「ほとんどない」割合は、実は50代の夫婦が最も少なく、他の世代と比べれば、デートをしている方だという見方もできます。

なお、50代に限ってみると、デートの頻度は「半年に1日」(10%)が最も多く、次いで「2~3ヶ月に1日」(8.4%)、「週に1日」(7.2%)となっています。
頻度が高いほうが割合も多いのかというと、どうやらそうでもないようです。これは、誘い方や出かける場所に違いがあると考えられます。

どのように相手を誘う?

「週に1日」のデートは、「週末にふたりで外食する」という形が多いようです。これは、どこかに出かけなければいけない、どこに出かければいいだろうか、と身構えるわけではなく、「週末は美味しいものを食べよう」という習慣の一部になっており、いわば"ゆるい決まりごと"とも言えます。こういった約束なら、普段は仕事や会社の付き合いで帰宅が遅くなりがち、という夫婦でも守れそうですね。

また、どうしても遅くなってしまう場合は、バーでの待ち合わせというのも良いでしょう。いつもと違う空間ならば、普段話さない話題も切り出すことができそうです。

別々の趣味を持っている夫婦でも、こうしたデートなら取り入れやすいですし、何よりも「誘いやすい」という大きなメリットがあります。
「たまには美味しいもの食べに行かない?」「こういうのを習慣にするのも良いね」。これだけで済むからです。また、夫婦の間で決まりごとを作るという行為そのものが、関係を円満に保つ秘訣でもあります。

なお、日中にちょっとしたところに出かけたい場合は、具体的な場所を決めて誘うのが良いでしょう。「新しい店ができたので行ってみたい」「前から気になっていたこの場所に行きたい」といった具合です。加えて、自分たちが若い頃に好きだった懐かしい曲を演奏するライブハウスも良いのはないでしょうか。漠然と「デートしよう」と言ってみたところで、どこに行くか考えるだけで面倒になってしまう場合もあるからです。

とはいえ、長らく2人きりで出かけていない夫婦にとって、誘うきっかけをつくるのは難しいのかもしれません。しかし、良いタイミングが年に何日かあるのです。どんな日でしょうか。

ゲンナイ製薬が行った「夫婦デートに関する調査」があります。気分の盛り上がる日を選ぶのもひとつの選択肢です。

ゲンナイ製薬「夫婦デートに関する調査 2016年」の情報を基に作図

結婚記念日は象徴的ですね。また「臨時収入があったとき」も、声をかけやすいタイミングでしょう。
バレンタインなどのイベントだと、逆に誘いにくくなってしまうかもしれませんが、どちらかの誕生日をキッカケに出かけるのも良いでしょう。

夫婦デートの効能

なお、こちらの調査では、最近1年で夫婦2人きりのデートをしたことがある人に「デートをしてみて良かったと思うことは何か(複数回答)」を質問しています。

ゲンナイ製薬「夫婦デートに関する調査 2016年」の情報を基に作図

回答として、「夫婦仲が良くなる」(60.5%)、「夫婦間で話題が増える」(42.1%)を挙げる人が目立って多いことが分かります。特に「夫婦間で話題が増える」ことは、普段の生活にも良い影響を与えますし、話すというコミュニケーションをとおし、「パートナーの日頃の不満や疲れに気づくことができる」(12.2%)ことにつながっているのかもしれません。

生活に関することは自宅で。それ以外の「話したいけど話せていない」ことは自宅を離れた空間で、というように場所を使い分けることで、これまでになかった話題を共にできるでしょうし、どんなことでも話し合える関係を維持できれば、先々2人きりで暮らすようになっても困ることは少なくて済むでしょう。

ちなみに、「デート中のNG行動」は男女によって異なる部分があります。非日常の空間ですから普段と違う雰囲気で、普通の会話と違う、ゆったりと話す時間になるよう、お互いに心がけましょう。

ゲンナイ製薬「夫婦デートに関する調査 2016年」の情報を基に作図

ただ出かければいいというものではありません。しっかりと相手のことを思いやり、楽しいデートにする心構えこそ、夫婦の"いま"に一番効く処方箋と言えそうです。

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